2月17日、18日と広域観光や大河ドラマを活用した観光に関する視察のため、京都府の舞鶴市や福知山市を訪れました。
- 舞鶴市(人口80,000人)
広域観光連携の取組について、事務局が置かれている舞鶴市を視察。
京都府北部地域5市2町で30万人規模の「京都府北部地域連携都市圏形成推進協議会」を設立し、単独自治体での解決が難しい観光・産業・移住定住・人材育成等でスケールメリットを活かした取組を行っている。
平成26年から高速道路ネットワークが進んだことで京阪神からの距離が近くなり、観光客も増加。日本遺産にもなっている「赤レンガパーク」の入込数は平成25年度は19万人だったのに対し、平成30年度は74万人となった。
「海の京都DMO」を設立し、5市2町の観光協会も統合参加している。
課題は、旅行関係の専門家が欲しいことと、儲けるという意識を持つこととのこと。
インバウンドは、アジアの外国人が多いが消費額が高い欧米向けへの体験型観光に力を入れている。
特に人気なのは、小船で川から観光し家に直接入ることができるプランやEバイクを使ったプラン。
また、年間約30船のクルーズ船を誘致している。
- 福知山市役所(人口78,000人)
「麒麟がくる」を観光誘客につなげる取り組みや明智光秀ゆかりの地との連携について視察。
福知山城は石垣のみであったが、昭和61年に瓦一枚運動で一枚3千円で5億円集まり総額8億で城を再現した。
平成23年から「NHK大河ドラマ誘致推進協議会」を設立し、12府市町で活動。
NHKに対し明智光秀や娘の細川ガラシャ、細川幽斎等に焦点を当て地域の歴史文化を発信したり、23万筆の署名を集め提出したとのこと。
しかし、これが大河ドラマにつかなっているかは定かではない。
PRとしては、明智光秀の子孫であるDJクリスペプラーを特別大使にすることでSNSでの発信や、テレビでの発信ができたとのこと。
岐阜県も京都府も大河ドラマ「麒麟がくる」で町をPRしているが、やはり他地区を見ると他地区の取組で真似できるところや、逆に自分の街の良いところも分かりました。
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